在家の修行法は、如何(いか)なるものであるか、以下の説明する所によって知るべきである。
普通在家の信者としては、懺悔して三宝を信ずるのみで、その資格は備(そなわ)っている。
進んで五戒を受持すれば、優婆索迦(ウパーサカ)、優婆斯迦(ウパーシカ)となるのである。
またウパーサカ等が菩提心を発して、十善戒を持てば菩薩となるのである。
そうして菩薩が修徳の結果、仏陀となるのである。
普通在家の信者としては、まず初めに懺悔する心を起して、三宝を信ずる事となるのである。
この外に三宝を信ずることとなる原因が多くある。大抵
時に当って、
それらに心を専ら帰することを三宝を信ずと云うのである。
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