目次

第101 - 発菩提心

牟尼(むに)よ牟尼

釈迦牟尼仏よいざさらば ただ今我は却来(きゃくらい)の

父母(ちちはは)なりき衆生等の 苦患(くげん)を見るに堪(た)えざれば

いかにもなして衆生等の 諸苦の根本(ねもと)を断ち切りて

無上の楽を与うなる 菩提の心を我起す

 

牟尼よ牟尼

釈迦牟尼仏よ衆生等は 如来の徳相一切を

本来具足荘厳す されども無明の雲深く

本来のひかり見えずして 苦患(くげん)の闇夜(やみ)に悩みける

一切衆生のやみ晴らす 菩提の心を我起す

 

牟尼よ牟尼

釈迦牟尼仏よ菩提心 起す意(こころ)は万徳の

仏陀を成(じょう)ずる因(いん)と聞く その因心に徳ありて

衆生利益(りやく)の功をなす いかなる難も恐れずに

進んで徳積む真実の 菩提の心を我起す

 

南無釈迦牟尼仏陀耶 [十返]

 

目次 inserted by FC2 system